春彼岸の供養とは?墓参りだけではない「お寺の法要」の大切な意味三月に入り、少しずつ春の気配を感じる季節となりました。 この時期になると、「もうすぐお彼岸ですね」とお話しされる方も多くいらっしゃいます。 春のお彼岸は、春分の日を中日として、その前後三日間を含めた七日間のことを指します。 春彼岸の日程
お彼岸になると、お墓参りをされたり、ご自宅の仏壇に手を合わせたりする方も多いことでしょう。 供養は誰のため?亡き方のため、それとも私たちのため?「供養」と聞くと、皆さまはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。 多くの方は「亡くなった方のために行うもの」「ご先祖様のためにするもの」と思われるかもしれません。 しかし仏教では、供養は亡き方のためだけのものではないと考えられています。 ご先祖様に手を合わせ、感謝の心を持つこと。 仏教では、このような善い行いを「功徳(くどく)」と呼びます。 供養は、ご先祖様への感謝を表すと同時に、 命のつながりを感じるお彼岸お彼岸は、命のつながりに思いを馳せる時期でもあります。 私たちは普段、自分一人の力で生きているように感じることがありますが、決してそうではありません。 両親がいて、祖父母がいて、そのまた前の世代があり、数え切れないほどの命がつながって、今の私たちが存在しています。 仮に十世代前まで遡れば、その人数は一千人以上になります。 その一人ひとりの命があったからこそ、今の私たちがここにいます。 お彼岸に手を合わせることは、 墓参りとお寺の法要の違い![]() お彼岸には、多くの方がお墓参りをされます。 しかし、仏教の供養にはもう一つ大切な形があります。 お墓参りは、ご家族それぞれがご先祖様に思いを向ける大切な時間です。 仏教では、僧侶が読経し、仏様の教えに触れながら行う供養には、より深い意味があるとされています。 また、法要は亡き方のためだけではなく、私たちが仏様の教えに触れ、自分の生き方を見つめ直す時間でもあります。 忙しい日々の中で、立ち止まって自分の心を見つめる機会は、なかなかありません。 だからこそ、お寺の法要は、 「彼岸」という言葉の意味ところで、「彼岸」という言葉には仏教の深い意味があります。 仏教では、私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」と呼びます。 春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなり、太陽が真東から昇り真西に沈みます。 仏教では、西の彼方に極楽浄土があると考えられてきました。 法然上人の教えとお念仏![]() 浄土宗を開かれた法然上人は、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えることで、誰もが阿弥陀如来の救いにあずかることができると説かれました。 特別な修行をした人だけが救われるのではなく、私たちのような普通の人間でも、そのままの姿で救われる道があると示されたのです。 完璧でなくてもいい。 そのままの自分で、阿弥陀様にすがることができる。 お彼岸のこの時期、 十念寺 春彼岸法要のご案内十念寺では、下記の日程で春彼岸法要を執り行います。 ご案内
令和八年度 春彼岸法要 概要
※当日は平服でお越しください。 おわりにお彼岸は、ご先祖様を偲び、命のつながりに思いを馳せる大切な時間です。 お墓参りも尊い供養ですが、 春彼岸のこの機会に、ぜひ十念寺の法要にも足をお運びいただければ幸いです。 皆さまとお会いできることを、心よりお待ちしております。 合掌 |
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