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生前整理

トラブル件数急上昇!「デジタル遺品」の生前整理が必要なワケ

インターネットサービスやスマートフォンが普及した昨今、「デジタル遺品」に関するトラブルが急増中なのをご存知ですか?

たとえば…

事例1
急死した夫は連絡先をすべてクラウドデータで管理していたため、葬儀などの連絡先がわからない。

事例2
亡くなった母が利用していた、決済アプリの残高が10万円近くあることがわかった。スマートフォンのロックが解除できないため、詳細が確認できない。

事例3
亡くなった父が契約していた通販サイトの有料会員を解約したいが、IDやパスワードがわからないため手続きができない。

など、トラブル事例は後を絶ちません。

とくに、近年は銀行や証券口座、動画や音楽の配信サイトのサブスクリプション契約など、本人以外が把握していないことが多くなっています。

いずれのサービスも、IDやパスワードがないと確認ができません。
定期購入や月額制のサービスを解約できない、電子マネーやネット取引の状況が確認できないなど、「どこに相談すればいいの?」と遺族の新たな悩みの種になっています。

手続き以外では、自分だけの趣味や生前の日記などを「人に見られたくない」記録を、死後に発見される…という恐れもあります。

「死んだあとは他人にどう思われても構わない!」という方ならいいいのですが、「死後も自分のプライバシーは守りたい」とお考えの方は生前に対処が必要です。

今回は、このような「デジタル遺品」の生前整理のポイントについてご紹介していきます。

デジタル遺品の種類とは?

整理をはじめる前にまずは、死後に「デジタル遺品」となり得るものを把握するところからスタートしましょう。
デジタル遺品には主に以下のような種類があります。

  • 使用しているスマホやパソコンの中のデータ
  • 各種クラウドサービスに保存されたデータ
  • スマホのアプリや各種SNSのアカウント情報

これらの中には、あなたが所有しているネット銀行やネット証券、決済アプリの残高といった金融資産の他にも、思い出の写真や動画、仕事の記録などが含まれます。

写真を現像せずにデータで管理することも増えています。あなたの死後に思い出になる写真や動画などをどうやって家族に引き渡すかなども検討しましょう。写真や動画は、シェアサービスを導入しておくのもよいアイディアですね。

デジタル遺品トラブルが起きるのは主に

・家族が把握していないサービスやアカウントがある

・利用していたサービスのIDやパスワードがわからない

の2つが原因です。

サービスの利用状況がわからない場合、何度も問い合わせたり、専門の業者に解析を依頼するなどの手間がかかってしまいます。

しかし、見方を変えれば

・使用しているサービスの種類

・各種IDとパスワード

を、きちんと記録に残しておけば大概のことは解決できるのです。

生前から、デジタルデータやサービスを整理しておくかが重要なのです。

デジタル遺品の生前整理をするためのポイント

1.思い立ったらすぐに生前整理をはじめる

デジタル遺品は種類も多岐にわたります。現状を把握できる今のうちにスタートしておくのがおすすめです。後回しにしておくと、存在そのものを忘れたり、IDやパスワードを思い出せなかったりと、自分でもどうにもならなくなる恐れがあります。

一度、腰を据えて整理整頓しておきましょう。

2.デジタル遺品の管理はエンディングノートにまとめておくのがおすすめ

スマホやパソコンのログイン方法や、サービスのアカウントとID、パスワードはエンディングノートにまとめて記しておきましょう。分散しての管理は、自分にとっても煩雑になるうえ、あなたの死後に確認する家族にとっても一か所にまとめておく方が親切です。

エンディングノートには現在使用しているサービスのアカウントや、IDやパスワードも控えておきましょう。解約したサービスは削除したり、新たに契約したサービスは追記するなど都度アップデートをしていきましょう。

3.不要なデータやアカウントは定期的に削除する

使わないデータや利用しなくなったSNSのアカウントは定期的に見直ししましょう。
スマホやパソコン、クラウドは知らず知らずのうちに、不要なデータを蓄積してしまいます。意識的にデータを削除することで、普段のデータ管理もラクになりスマホやパソコンの動作が軽くなることもありますので、データの定期的な整理は普段スマホやパソコンをよく使う人にはとくにオススメです。

他にも「1年目は会費無料」などのキャンペーンで入会し、解約を忘れているサービスがないかも合わせてチェックしましょう。うっかり不要なサービスにお金を払い続けていたことに気が付けるかもしれません。定額制サービスはお得に思えますが、使用頻度によっては割高だったり、キャンペーン期間後の利用料が高くなることもあります。

もし、新たにサービスを契約する場合は、解約条件を確認し更新のタイミングで見直すことをリマインドに入れておくのもお忘れなく。

4.他人に見られたくないデータを自動削除できるサービスも

あなたの死後に、家族にも知られたくないデータがあるなら「終活・遺言ソフト」の導入も検討してみましょう。

終活・遺言ソフトとは、自分の死亡時に見てほしいメッセージを残したり、他人に見せたくないデータを自動削除できるソフトです。機能はソフトによりさまざまですが、一定期間生存している証明を送らずにおくと、死亡したとみなしてデータを削除することもできます。

すべてのデータを消してしまうと、他のデジタル遺品の処遇に困ってしまう場合もあるで終活・遺言ソフトを導入するなら、まずはデータの整理整頓が大事になってきますね。

まとめ

「生前整理」というと、家財や衣類、書籍などの不要になったものを片づけるというイメージがありますが、現代では「デジタル遺産」も大きな問題になりつつあります。

現代はなんでもスマホひとつで管理でき、契約もネットで完了というサービスが増えたため、本人以外が把握できない資産や契約も大幅に増えています。

「デジタル遺産」のトラブルを避けるために、生前のうちからエンディングノートにまとめたり、重要なアカウント情報は家族と共有しておくなどの準備をしていきましょう。