トラブル件数急上昇!「デジタル遺品」の生前整理が必要なワケインターネットサービスやスマートフォンが普及した昨今、「デジタル遺品」に関するトラブルが急増中なのをご存知ですか? たとえば… 事例1 など、トラブル事例は後を絶ちません。 とくに、近年は銀行や証券口座、動画や音楽の配信サイトのサブスクリプション契約など、本人以外が把握していないことが多くなっています。 デジタル遺品の種類とは?整理をはじめる前にまずは、死後に「デジタル遺品」となり得るものを把握するところからスタートしましょう。
これらの中には、あなたが所有しているネット銀行やネット証券、決済アプリの残高といった金融資産の他にも、思い出の写真や動画、仕事の記録などが含まれます。 写真を現像せずにデータで管理することも増えています。あなたの死後に思い出になる写真や動画などをどうやって家族に引き渡すかなども検討しましょう。写真や動画は、シェアサービスを導入しておくのもよいアイディアですね。 デジタル遺品トラブルが起きるのは主に ・家族が把握していないサービスやアカウントがある ・利用していたサービスのIDやパスワードがわからない の2つが原因です。 ・使用しているサービスの種類 ・各種IDとパスワード を、きちんと記録に残しておけば大概のことは解決できるのです。 デジタル遺品の生前整理をするためのポイント1.思い立ったらすぐに生前整理をはじめるデジタル遺品は種類も多岐にわたります。現状を把握できる今のうちにスタートしておくのがおすすめです。後回しにしておくと、存在そのものを忘れたり、IDやパスワードを思い出せなかったりと、自分でもどうにもならなくなる恐れがあります。 2.デジタル遺品の管理はエンディングノートにまとめておくのがおすすめスマホやパソコンのログイン方法や、サービスのアカウントとID、パスワードはエンディングノートにまとめて記しておきましょう。分散しての管理は、自分にとっても煩雑になるうえ、あなたの死後に確認する家族にとっても一か所にまとめておく方が親切です。 3.不要なデータやアカウントは定期的に削除する使わないデータや利用しなくなったSNSのアカウントは定期的に見直ししましょう。 他にも「1年目は会費無料」などのキャンペーンで入会し、解約を忘れているサービスがないかも合わせてチェックしましょう。うっかり不要なサービスにお金を払い続けていたことに気が付けるかもしれません。定額制サービスはお得に思えますが、使用頻度によっては割高だったり、キャンペーン期間後の利用料が高くなることもあります。 もし、新たにサービスを契約する場合は、解約条件を確認し更新のタイミングで見直すことをリマインドに入れておくのもお忘れなく。 4.他人に見られたくないデータを自動削除できるサービスもあなたの死後に、家族にも知られたくないデータがあるなら「終活・遺言ソフト」の導入も検討してみましょう。 まとめ
「生前整理」というと、家財や衣類、書籍などの不要になったものを片づけるというイメージがありますが、現代では「デジタル遺産」も大きな問題になりつつあります。 |
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